8月31日エンカルナ・アニージョ「バルカ・デ・プラタ」

8時からのルーベンの公演が10時過ぎに終わり、車でかけつけたヒブラルファロ城。
ここでは11時開演でのコンサートがあるのだ。
実は30日も地元マラガのアルティスタによる公演があったのだけど、すっかり失念。
残念ながら見逃した。
で今日こそは、と、フェスティバルのプレスの人の車にのせてもらったわけ。

ヒブラルファロ城はマラガ市街を見下ろす丘の上にそびえたつ古城。
アラブ時代(マラガもアンダルシアの多くの地域とおなじく、長年アラブによる支配が続きました)にたてたれたものという。その中庭に小さな舞台ができている。

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エンカルナ・アニージョは83年カディス生まれのカンタオーラ。
こどものときから歌い踊り、舞台にたってきた24歳のベテラン・アーティスト。
この公演は彼女の幼い頃からの夢だったというデビューアルバムの発表コンサート。

カディス出身らしく、アレグリアスではじまったコンサート。
マラゲーニャ、ブレリアスと続いていく。サンブラでは兄ホセと共演。

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このホセは舞踊伴唱で何度も来日してるが、このアルバムのプロデュースも担当した。
(アーティスティックプロデュースはミゲル・ポベーダ)

伴奏陣がすばらしい。
ヘレス出身で繊細なギターをきかせるフアン・ディエゴ

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アルへシラス生まれで彗星のようにあらわれた実力派ホセ・マヌエル・レオン。

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この息のあった二人に加え、カルメン・リナーレスの次男、エドゥアルド・パチェーコ
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それに加えて、コーラスではファルキートの伴唱をしているカナステーロとヘレスのマルセリーノ。パーカッションにヘレスのフアン・ペーニャという構成。

エンカルナの熱唱をギターが支え、流れるようにプログラムはすすむ。
ギター伴奏がフアン・ディエゴからホセ・マヌエルに代わったり、エンカルナが立って歌ったりとの変化もあるが、その転換もスピーディー。よく考えられた構成の、リサイタル“作品”といえよう。
最後は、彼女がこどものときから大好きだったというファミリア・モントージャのタンゴス。ファミリア・モントージャの一員、踊り手のカルメリージャも歌と踊りで後押し。華をそえ、フラメンコのリサイタルは幕を閉じた。もう一度みたい、と思わされる、よく練られた作品。いやーよかった、よかった。

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"Barcas de Plata" Encarna Anillo
cante; José Anillo
guitarras; Juan Diego, José Manuel León, Eduardo Pacheco
percusión; Juan Peña
compás y coros; Marcelino Fernández, Joaquín El Canastero
baile; Carmelilla Montoya

Málaga en Flamenco 07 Siete Discos
31 de agosto 23:00 Castillo de Gibralfaro, Málaga
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by kiokos | 2007-09-02 00:52 | 公演評  

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