9月6日「カントス・デ・エスパーニャ」

ヒブラルファロ城でのコンサートも今日が最後。
終幕を見事にかざってくれたのはご当地、マラガ出身の歌い手ロシオ・バサン。
エンリケ・バサガによるピアノ伴奏で、マラガ出身の作曲家、エドゥアルド・オコンの作品を歌った。
純粋なフラメンコではない。どころか、フラメンコ曲でもない。
が、この作品はひろいものだった。
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ロシオ・バサンは歌い手としては、実は一度も注目したことがなかった。
ビエナルのコンクールなどやフェスティバルなどで何度かみているのだが、
が、この、クラシック+コプラ+サルスエラ÷2みたいな、このオコンの作品を歌う彼女は音程もよく巧い。フラメンコのボーカルテクニックをいかし、味わいをあたえている。発音もよくレトラがよくわかるし、感情表現もちゃんとできている。
あれこんな歌い手だっけ? と目から鱗。
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プログラムはピアノソロをはさみつつすすんでいく。このピアノがまたいいのだ。
フラメンコ的といってもいい、思い入れたっぷりな表現。軽クラシック調な感じもあるが、ドビュッシーなどをおもわせるところもある。
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19世紀末か20世紀初めのサロン音楽、っていう感じがするね、なんていってたら、19世紀末のものらしい。なんでもドイツなどにもその楽譜を探し、復興させたのだそうだ。
カフェ・カンタンテではフラメンコだけでなく、クラシックやポピュラーソングも演じられていたというから、こういった曲がフラメンコとともに演じられたことはじゅうぶんに想像できる。
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エスクエラボレーラで、踊ってほしいなあ、という曲もある。まずはぜひ録音して、舞踊もいれた作品を!と切に願う

"Cantos de España"(Eduardo Ocón)
Cante; Rocío Bazán
Piano; Enrique Bazaga

Málaga en Flamenco 07 Son de Málaga
6 de septiembre 23:00, Castillo de Gibralfaro, Málaga
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by kiokos | 2007-09-07 08:51 | 公演評  

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