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9月9日エル・ペレ「ペレアンド」

20時からはミハスのラグーナ劇場でコルドバの歌い手エル・ペレのリサイタル。
ペレだからペレアンド、って安直すぎんか?

とくにコンセプトも、シノプシスもなにもない、シンプルなリサイタルだったのにちょっとがっかり。というのはこれ、フェスティバルで公募のあった7つの新作コンクールで選ばれたものだったから。これが作品かよ〜。ただのリサイタルじゃねーかよ〜。と悪態つきたくもなる。
ま、新味といえば、ハープがアレグリアスと、最後の「アルフォンシーナと海」をブレリアで歌ったものにつかわれていたくらいだろーか。興味深い試みではある。
あとはふつーのコンサート、彼的にはキーボードとコントラバスをいれたのは新鮮だったのかもしれないが、みてるこっちにしたら新しくもなんともない。ちょこっと踊りも別に語るほどのものでもない。
ペレの出来も、今年3回みたそれよりもいまいち、だったような気がする。でも、観客は、彼の熱唱に大喜び。たしかにコミュニケート能力がある。フラメンコらしさもある。それは彼の才能。

エンカルナ・アニージョやマリナ・エレディアが、シンプルな中にも“みせる”リサイタルを行ったのと対照的。。。みせる、ということでは若手の方がすすんでいるのかもしれない。

"Peleando" El Pele
guitarra; Niño de Pura, Antonio Patrocinio
contrabajo; Manolo Nieto
teclado; Alberto Miras
arpa; Luisa Domingo
baile; Anabel Romero
percusión; Israel Carrasco
coros; Sandra Carrasco, Rafael de los Reyes, Macarena de la Torre

Málaga en Flamenco 07 Siete Producciones Nuevas
9 de septiembre, 20:00 Teatro Las Lagunas Mijas
(写真はオフィシャル)
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by kiokos | 2007-09-10 19:26 | 公演評  

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