9月15日「ア・ラス・セイス・イ・シエテ・エン・プント・デ・ラ・タルデ」第2部

第2部も楽隊の演奏ではじまる。
続いてラファエル・カンパージョのラ・カーニャ。
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ジャケットを闘牛のムレタのようにつかっての闘牛士風の振付けにも絶好の舞台だ。
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この日の踊りはみなよかった。バタ・デ・コーラで登場したイサベル・バジョンはタラント(バタでのタラントはめずらしい)をしっとりと踊り、締めのタンゴではセビージャらしいコケットな魅力でみせてくれた。
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ホルヘ・パルドのフルート・ソロが響き、あたりは薄暗くなりはじめる。
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マノレーテ、バロン、バジョン、カンパージョと4人の踊り手たちによるマルティネーテ。フラメンコのエッセンスを感じさせる。
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最後はまた楽隊の音楽で全員が登場し、フィン・デ・フィエスタ・ポル・ブレリア。
アレーナのまんなかにしつらえられた舞台の縁を囲むように座ったアルティスタの中にはホセ・ルイス・オルティス・ヌエボ監督の姿も。
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夕暮れの美しい光の中、3時間近くにおよぶスペクタクルは幕を閉じたのでした。
この場にいた人の心にいつまでも残るだろう、美しい思い出を残して。

A las seis y siente en punto de la tarde
Baile; Manolete, Javier Barón, Isabel Bayón, Rafael Campallo, Rocío Molina
Cante; Chano Lobato, Carmen Linares, Calixto Sánchez, El Pele, Bonela Hijo, Juan José Amador, Miguel Ortega
guitarra; Manolo Franco, Gaspar Rodríguez, Manuel Silverria, felipe Maya, Juan Diego, Javier Patino, Jesús Torres, Basilio García, Juan Campallo
Saxo, flauta; Jorge Pardo
violinchelo; Nicasio Moreno

Málaga en Flamenco 07 siete maravillas
15 de septiembre 18:07 Plaza de Toros de Ronda, Ronda
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# by kiokos | 2007-09-16 20:53 | 公演評  

9月15日「ア・ラス・セイス・イ・シエテ・エン・プント・デ・ラ・タルデ」

18時7分からはスペイン最古といわれるロンダ闘牛場での公演。
石造りの古風な闘牛場は、近代闘牛術発祥の地といわれるロンダのシンボル。
5千人収容の闘牛場に2千人という観客は写真では少々さびしくみえるかもしれないが、実は筆者が座っていた方向を中心に2千人!なのだ。
マラガ・エン・フラメンコの数多い公演の中でも閉幕公演とならんで最も規模の大きい公演。カルメン・リナーレス、ハビエル・バロン…出演者の顔ぶれだけでもすごい。そして美しいこの闘牛場がフラメンコのすばらしい舞台となった。

闘牛場につきものの、楽隊の演奏で、アルティスタたちが闘牛場のアレーナを、闘牛士のように行進して、祝典は開始された。
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マノロ・フランコ演奏のラモン・モントージャのロンデーニャにのせてロシオ・モリーナが古風な、前が短めのバタ・デ・コーラで舞う。
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マノレーテのファルーカは男性舞踊のお手本。闘牛士のようにストイックで端整。思わずオレ!の声がでる。
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カリスト・サンチェス、エル・ペレ、ボネラ・イーホによるファンダンゴの競演
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に続きホルヘ・パルドがフアン・ディエゴのギターでソレア。
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カルメン・リナーレスの美しいマラゲーニャ
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そしてチャノ・ロバートのミラブラス(この歌詞にもロンダがでてきますね)
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ハビエル・バロンがアレーナに歩みだす。アレーナの中心にある舞台で踊る。
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とここまでが第一部。(続く〜
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# by kiokos | 2007-09-16 20:48 | 公演評  

9月15日「ポンラ、アイー・ポル・マラゲーニャス」

この日はマラガ・エン・フラメンコの中で最もハードな一日。
というのもロンダで13時、18時、23時と3つのコンサートがあるのである。
公演みてごはん、公演みてごはん、とうまい具合にプログラムされているわけだが、それでもやっぱ疲れるに違いない、と気合いをいれて10時半バスにゆられてロンダの町へ。
山間の古都、ロンダまではバスで1時間45分くらい。野原の中をゆられていく。気分は遠足。

ロンダは、タホ河の断崖絶壁にかかるプエンテ・ヌエボをはじめ、スペイン最古といわれる闘牛場など、観光名所なので、スペイン旅行で訪れた人も多いかもしれない。
フラメンコ・ファンにとってはカーニャの歌詞「ビバ・ロンダ、レイナ・デル・シエロ」や歌やギターソロでの曲、ロンデーニャでなじみぶかいことだろう。

最初の公演はその闘牛場に隣接する公園の中にある市立劇場が会場。
マラガのフラメンコを語る上でかかせない、マラゲーニャを考察する公演だ。
最初は、マラガ・エン・フラメンコではもうおなじみ、パンダ・デ・ベルディアーレス、すなわち、マラガの山間部に伝わるベルディアーレスのグループが登場。その起源を示す。
19世紀末から20世紀にかけてかつて一世を風靡したマラゲーニャ。フラメンコのアルティスタだけでなく、クラシック歌手もうたい、クラシックの作曲家も多くインスパイアされた。それを具体的に示すようにアルベニス「ルモレス・デ・ラ・カレタ」やサラサーテの「マラゲーニャ」、レクオーナの「マラゲーニャ」などの演奏と、マラガの歌い手たちが歌い継ぐ、アバンドラーとよばれるファンダンゴ類(民族音楽のベルディアーレスとマラゲーニャの間に位置する)、カナリオ、メジーソ、トリニ、ルビアなど創唱者の名がつけられたフラメンコのマラゲーニャの数々を、ホセ・オルティス・ヌエボ監督自らの語りをはさんでみせていくという構成。そつなくまとまっており、フラメンコの歴史を、実際の演奏でみせていくという試みはみごと成功。
マラゲーニャだけ? それってちょっときついんじゃない、なんていう観る前に思ってたのがうそのように、楽しみながら、歴史も勉強できた、という感じ?
あえて、欠点を探すなら踊り手。長身の美女だが、身体を動かす基本が全くできておらず観ているのがつらいほど。

なお公演が終わって外へでると出口のところでベルディアーレスを歌い踊っていた。
これもナイスな演出。ベルディアーレスにはスペインの代表的な民族音楽であるホタの影響とともに、アラブ圏のスーフィー音楽にもにたトランス的要素があって、耳に残るメロディ。うーん、おどりたくなってきたぞ。。。
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クーロ・ルセーナ(伴奏フアン・レケーナ)
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ボネラ・イーホ(伴奏ぺぺ・フェルナンデス)
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フィナーレは再びベルディアーレスで
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屋外でのベルディアーレス

Ponla, ahí por malagueñas
Cante;Curro Lucena, Rocío Alcalá,Bonela Hijo,Paqui Corpas
guitarra; Juan Requena, Curro de María, Pepe Fernández, Andrés Cansino
piano; Tony Romero, Enrique Bazaga
violín; Santiago de la Riva
baile; Susana Gil

Málaga en Flamenco 07 Son de Málaga
15 de septiembre 13:00 Teatro Vicente Espinel, Ronda
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# by kiokos | 2007-09-16 20:07 | 公演評  

9月14日ラ・スーシとディエゴ・アマドール「フラメンコ・デ・ラサ」

マルベージャでの20時からの公演が終わったのは22時。それから車をとばしてミハスへかけつけた。こちらの開演は23時。ぎりぎりセーフ。

ピアノ、カンテ、ベース、ギター…。フラメンコならなんでもござれのディエゴ・アマドールがスーシとくんだ作品。
オープニングはソレア。机を囲んで、ラモン・アマドールのギターで歌う二人。
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ギターソロをはさんで早いテンポのシギリージャ。スーシのビダリータへと続く。
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ディエゴのティエントの弾き語りのあとは、タランタ。ディエゴのピアノ伴奏が光る。
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ディエゴとスーシのブレリア、アレグリアス、タンゴスとプログラムはすすむ。
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フェステーラとして知られるスーシだが、シリアスなカンテを愛し、いつくしむように歌う。グラナイーナでは客席からさかんな拍手をあびていた。
フィナーレはファンダンゴ。
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弦楽四重奏をいれたバック。ディエゴの挑戦は続く。

Flamenco de Raza La Susi, Diego Amador
guitarras;Javier Carmona, Manuel de la Luz, Ramón Amador
percusión: Antonio Coronel, Luis Amador
coros Zamara Amador, La Carbonera
compás; Bobote, Rafael del Carmen

Málaga en Flamenco 07 siete producciones nuevas
14 de septiembre 23:00 Teatro Lagunas MIjas
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# by kiokos | 2007-09-15 10:06 | 公演評  

9月14日「クアトロ・イマへネス」

今日はダブルヘッダー。最初はマルベージャでの若手4人の公演。

オープニングはロシオ・モリーナの公演でも共演したヘレスのヘスス・メンデスとセビージャはトリアーナのトレメンディータがマルティネーテを歌い、ホセ・マジャが踊るという趣向。
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続いて地元マラガ出身のアレハンドロ・モレーノのギターソロ。マラゲーニャとタンゴだが、調弦が? 不完全燃焼。
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パケーラのファミリーであるヘスス・メンデスは声量をいかし、ソレア、シギリージャ、ブレリアと歌い継ぐ。伴奏は同じヘレスのアントニオ・レイ。テクニック抜群だが、歌伴奏はなれてないのか、いまいちなのが残念。なお、ヘススは現在、ヘラルド・ヌニェスのプロデュースでCD録音中とか。
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続くバイレはホセ・マジャ。トマティートのグループでも活躍中の彼、かつてはホセリージョ・ロメーロといったが、うーん。どうなんだろう。重心の位置からして変なのだ。足の開き方とかアンチフラメンコな姿勢。前の方がよかったよ。ただ観客のさかんな拍手をあびていたことは事実。
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休憩をはさんで二部はアントニオ・レイの弾くパコ・デ・ルシアのロンデーニャ。うまいのはうまいんだけどね。うーん。どーなんだろ。プログラムにも名前ないし。
続くトレメンディータはサンブラ、タンゴ、ミロンガ、ブレリア。どんどんうまくなってきているのはたしかなんだが、タンゴやブレリアの歌詞の選び方/つなげ方など、まだまだ勉強の余地があるかも。ミロンガはフアン・シモンという墓掘りの歌。なぜこれ? 伴奏はサルバドル・グティエレス。
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ホセ・マジャのソレアのあとは全員でフィン・デ・フィエスタ。ヘススがソロを歌い、後、トレメンディータの歌でホセが踊って幕。
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若手もみながんばってるのだが、うーん、フラメンコってやっぱ難しい。。。

Cuatro Imagenes
Guitarra; Alejandro Moreno
Cante; Jesús Méndez, guitarra; Antonio Rey
Baile; José Maya, cante;Simón Román, Saul Quiros, guitarra; Jesús del Rosario
Cante ; La Tremendita, guitarra Salvador Gutiérrez

Málaga en Flamenco 07 Solo Apto Menores
14 de septiembre 20:00 Teatro Ciudad de Marbella, Marbella
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# by kiokos | 2007-09-15 09:45 | 公演評