人気ブログランキング | 話題のタグを見る

9月3日「トレス・ムヘーレス」

コスタ・デル・ソルはマルベージャの劇場での公演は、3人の若き女性によるもの。

幕開けはアルヘンティーナ。ウエルバ出身の彼女はエウヘニオ・イグレシアスの伴奏でタンゴからはじめる。ボボーテとトロンボがコンパスでサポート。

9月3日「トレス・ムヘーレス」_a0108073_8495773.jpg


マラゲーニャ、ソレア、アレグリア、そしてご当地ファンダンゴ・デ・ウエルバ。
マラゲーニャひとつにベルディアル(もしくはほかのアバンドラー)をあわせるというのは最近とくによくきかれるが、流行? マラガにちなんでのことだろうか。
ファンダンゴではマイクから離れてうたいはじめるが声が届かない。パケーラではないってことだね。

続いて登場したのはヘレスのカルメン・グリロ。踊り手ホアキン・グリロの妹。
ミロンガ、シギリージャ、アレグリアス。ソレア、そしてブレリアス。
昨日の二人の歌い手に比べると発声が自然でよりフラメンコだ。
兄カルロス・グリロとルアがコンパスで、ボリータがギターで支える。
オリジナル?のミロンガがいい。ブレリアは歌詞の選び方にセンスが感じられないのが残念。

9月3日「トレス・ムヘーレス」_a0108073_8544893.jpg


休憩をはさんで今度はパストーラ・ガルバンが登場。
ロンデーニャからソレア、ロマンセ。カンテソロをはさんでバタ・デ・コーラのアレグリアス。
兄、イスラエル譲りの斬新な振付だが、フラメンコのベースをきっちりもっているので、コンパスの中での動きも目に心地よく、楽しめた。あとできいた舞台の上ではモニターに問題があって、足もぜんぜんきこえなかったそうだが、そんなことをまったく感じさせない。。。バタでのアレグリアスも彼女ならでは、の振付を堪能させてくれた。
9月3日「トレス・ムヘーレス」_a0108073_8591346.jpg


フィナーレはファンダンゴを二人が歌い、最後、パストーラが、マノロ・カラコールが歌った「マルバロカ」で踊って幕。
今日のような、若手が数人集まった公演はこれからも増えていってほしい。

9月3日「トレス・ムヘーレス」_a0108073_905076.jpg


"Tres Mujeres" Argentina, Carmen Grilo, Pastora Galvan

Málaga en Flamenco 07 Siete Discos
3 de septiembre Teatro Municipal Ciudad de Marbella, Marbella

by kiokos | 2007-09-04 09:01 | 公演評  

<< 9月4日カリスト・サンチェス「... 9月3日「トレス・ムヘーレス」... >>