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9月30日「メモリアレス」

マラガ・エン・フラメンコ最終日はセルバンテス劇場で、1928年から49年までに生まれた、マラガのアルティスタによる公演。
主なアルティスタだけで30人以上、プラス、ベルディアーレスのグループや、舞踊の伴奏者など、総勢50人以上という大所帯。はい。8時からはじまって休憩をはさんで、とはいうものの終わったのは11時という長さでありました。

客席から登場したベルディアーレスにはじまり、フラメンコ研究家ゴンサロ・ロホの朗読(マラガにかつてあったタブラオの名前を言ったのはいいのですけど、あとはプログラムの朗読ってどーなんでしょーね)のあとは、ベテランの歌い手やギタリストたちが次々に登場し、トナ、ロンデーニャ、ミネーラ、タランタ、マラゲーニャ、シギリージャ、ソレア、プレゴンなどをうたいついでいく。
そして一部の最後を飾ったのが、かつて新宿エル・フラメンコに出演していたこともあるペピート・バルガスと
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カニェータ・デ・マラガ。
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さすが、知名度のある人がちがう。といってはなんだが、いやー、この二人はほかのアルティスタたちとはまったく格がちがう。とくにカニェータ。この人、かなり年だと思うのだが、舞台狭しと歌って踊って元気いっぱい。
シンプルな、昔ながらのパソも彼女がすると、なんともいえない味がある。楽しく歌い踊るブレリアなのに、風格が漂う。
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最後は二人で踊って、一部は幕。
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二部はマラガの誇る、ベテラン、バイオリン奏者のベルディアーレスではじまり、サエタ(ペペ・デ・カンピージョスが巧い)、グアヒーラ、ファンダンゴ、そして舞踊でソレア(パルマス最悪。踊りもうーん)。最後は全員そろってのフィン・デ・フィエスタ。
88年に来日公演を行った歌い手、故ラファエル・ロメーロの妹、エウラリア“ラ・ガジーナ”
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パンツをみせて笑いをとるペパ・バルガス“ラ・テンブレカ”
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らのあと、最後に真打ち、カレーテ登場。タンゴ・デル・ピジャージョ(タンゴ・デ・マラガ)のはずが、なぜかガロティンを歌われていましたが、いやー、この人は何度みてもいい。
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最後は全員で総踊り。。。こうして37日間にわたる、メガ・フェスティバルは幕をとじたのでした。。。
おつかれさまでした。

Memoriales

Málaga en Flamenco 07 son de Málaga
30 de septiembre, 20:00 Teatro Cervantes Málaga

by kiokos | 2007-10-02 02:30 | 公演評  

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